前回から少し間があきましたが、
AntlersGirlさんより頂いた
「
鹿島アントラーズ・小笠原選手」の
震災復興支援活動をテーマにした
ミニコラム「東北人魂」の「第4章」です
暑い気持ち・伝えたいことが
一人でも多くの人に届けば幸いです
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第4章 カシマスタジアム復興
2011年9月25日、県立カシマサッカースタジアムにて、
オープンスタジアムが開催された。
スタジアムの復興を記念して催されたものだ。
東日本大震災直後のスタジアムは…
照明が壊れ、
スタンドの手すりやシートは通路に投げ出されていた。
それから半年を経て戻ってきたカシマスタジアム。
照明は仮のものであるが、皆嬉しかったに違いない。
それを象徴すべく、その日の選手たちの笑顔は輝きに満ちていた。
自分たちで企画した出し物をサポーターと共に楽しんでいる。
小笠原の姿も、ピッチの上にあった。
その顔は実に幸せそうだった。
約半年間、誰よりも東北のことを思い、
そして誰よりも東北の方々への情が熱い小笠原。
そんな彼が東北と同じくらい大切にしている町が鹿嶋だ。
鹿嶋のチャリティーイベントには積極的に参加する。
クラブハウス近くにある風車が
土壌侵食によって起動が停止されていたときに、
風車に向かって言葉を掛けるほど、
小笠原は鹿嶋という町を愛しているのだ。
愛着ある町にある、愛着あるスタジアムで、
最高の仲間たちと大好きなサッカーが
出来ることに幸せを噛みしめていたのだろう、
日頃激しい眼光を放つキャプテンの目は
愛情と歓喜に満ち溢れ、
そして未来を見つめ輝いているようだった。